2025.12.07

ett
第4回定期演奏会

ひとつひとつの音が、思考の結晶であり、同時に呼吸そのもののようでもある。ピアニスト ettさんの定期演奏会、第4回のご案内です。

ettとしての歩みをはじめて一年半。その音楽は、形式を守ることで自由を得ようとする試みの連続です。方々での公演とそこで過ごす時間、めぐり逢う人びととの往来を通じて、彼女の音楽は今、思索の静けさから生の感触へと移ろい、彼女自身とさまざまな縁がその輪郭を浮かび上がらせているように感じています。

今回は、1st アルバム『AURICA』に収められたオリジナル作品のほか、彼女が創作の礎としている対位法が隆盛したバロック期の作曲家ラモーの作品や、イギリスの作曲家ジョン・ラターのクリスマスキャロルなどを合わせてお送りいたします。

凛とした冬の夜に灯るあたたかな光のような、永遠と瞬間が溶けあうような音楽の時間を、どうぞごゆっくりお楽しみください。

日時
2025年12月7日(日)
17時開演(16時開場)
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19 赤坂菅井ビル1F
出演
ett
プログラム
ett作品
ラモー作品
ジョン・ラター作品
ほか
ホワイエ
開演前、休憩中にバーをご利用いただけます。
チケット
5,500円(税込)
1drink、プログラムノート付。
下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。
またはh@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
*本公演はチケットレスです。当日はご予約のお名前で確認させていただきます。
*恐れ入りますが、未就学児の方のご入場はご遠慮いただいております。
主催
白読

Artist Profile

ett(エット)
音楽家・作曲家。
クラシックやジャズを経てアンビエント/ミニマルな旋律を奏でる。その凛とした姿勢で表現される彼女のサウンドは余韻豊かに心に響く。
2024年6月に1stアルバム “AURICA”をリリース。同7月には永福町ソノリウムにてAURICAリリースライヴを開催。
ettはスウェーデン語で「1つ」の意味。

白読
sansaをホールとホワイエに見立て小さな音楽会を行うプロジェクト。音楽と対象との間に生まれる静けさを大切に、クラシックとコンテンポラリー対のプログラムをお送りしています。

写真
齋藤安佐子

*対位法
複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちつつ、互いによく調和して重ね合わせる技法のこと。

* 櫂
タイトルである‘櫂’は、ettとして新たなスタートを切った彼女の想いと、対位法的書法のイメージを込めてご自身が名づけてくれました。