2025.10.19
クラシックシリーズ
第47回定期演奏会
和田志織 無伴奏ヴィオラ
音楽がひとりで語ることの可能性を示したバッハ。バッハからひらかれる扉を、時代と様式を超えて、独奏のヴィオラが辿ります。
今回は、バッハが遺した〈無伴奏チェロ組曲〉第3番・第5番をヴィオラが奏で、作品に新たな陰影を見出だすとともに、20世紀のレーガー、コダーイ、そして現代のノックスへと、バッハへの敬意が静かに息づく独奏作品をお送りいたします。
ひとの声に近く、味わいのある音色と余情に満ちたその趣。とくに優れた作曲家たちに深く愛されてきたヴィオラ。バッハを愛し、ヴィオラという楽器の魅力と可能性に向き合い続ける和田志織さんの演奏にて、その音楽の時間を描いてゆきます。
東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちがそれぞれの音楽へのまなざしを持ち寄りお送りするクラシックシリーズの定期演奏会、第47回。
乾いた秋の空気が弦をよく震わせる季節の夕べにお待ちしております。
- 日時
- 2025年10月19日(日)
17時開演(16時開場) - 場所
- sansa
東京都港区赤坂2-20-19 赤坂菅井ビル1F - 出演
- ヴィオラ:和田志織(東京藝術大学大学院修士課程修了)
- プログラム
- J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
J.S.バッハ:半音階的幻想曲/コダーイ編
レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲第2番 ニ長調作品131
ノックス:無伴奏ヴィオラのための「フーガ・リブレ」 - ホワイエ
- 開演前、休憩中にバーをご利用いただけます。
- チケット
- 5,500円(税込)
1drink、プログラムノート付。
下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。
またはh@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
*本公演はチケットレスです。当日はご予約のお名前で確認させていただきます。
*恐れ入りますが、未就学児の方のご入場はご遠慮いただいております。 - 主催
- 白読
Artist Profile
和田志織
1998年生まれ。
4歳よりヴァイオリンを始め、大学院入学を機にヴィオラへ転向する。
第6回東京国際ヴィオラコンクールにて、サントリー芸術財団賞及びヒンデミット賞を受賞。横浜国際音楽コンクール第3位。江戸川新進音楽家コンクール第2位。日露親善音楽交流ウラジオストク公演して佐藤眞作曲ヴァイオリン協奏曲をアナトリー・スミルノフ指揮のウラジオストク交響楽団と共演し、この曲のロシア初演を果たす。学内試験に抜擢され、第45回、第50回藝大定期室内楽演奏会に弦楽四重奏で出演。ムジークアルプ国際音楽アカデミーにてポリス・ガリツキー氏のマスタークラスを受講し、優秀受講生としてコンサートに出演。東京春音楽祭2019にて、リッカルド・ムーティー指揮の東京春祭特別オーケストラとして出演。
ヴィオラスペース2021にて今井信子氏の公開マスタークラスを受講。ヴィオラを市坪俊彦、佐々木亮の両氏に師事。ヴァイオリンを野口千代光、瀬﨑明日香、飯島多恵、ソンシク・ヤン、ドンスク・カンの各氏に、室内楽を山崎貴子、松原勝也、吉田有紀子、中木健二、坂井千春の各氏に師事。
東京芸術大学音楽学部を卒業後同大学院修士課程音楽研究科ヴィオラ専攻を修了。
ウェールズ弦楽四重奏団によるウェールズアカデミー第2期生。2022年9月よりN響アカデミーに在籍中。
白読クラシックシリーズ
東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちがそれぞれの音楽へのまなざしを持ち寄り、サロンのような親密な空間で室内楽や独奏を中心にお送りするシリーズ。バッハから現代までさまざまな作品に取り組んでいます。毎月一回の定期演奏会ですので、これからクラシック音楽に親しむ機会にもしていただけます。どうぞお気軽にいらしてください。