
2025.06.29
クラシックシリーズ
第44回定期演奏会
*new
独白から対話、そして音の交差点へ。
バッハ、ベートーヴェン、シューマンの作品を通じ、音楽が、独奏からアンサンブルへと展開してゆくひとつの流れを描いてゆきます。音楽のなかの関係が多層的になるに連れ、わたしたちの心もまた、ひとりの静けさと他者とのつながりを行き来しはじめます。
作曲家たちが時を越えて交わした魂の言葉に、東京藝術大学大学院で研鑽を積む若き演奏家たちが、それぞれの音楽への深いまなざしを持ち寄り、作品に新たな息吹を吹き込む音楽の時間をお愉しみください。
東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちと結び、クラシック音楽の魅力とその触れ方を追いかけながら室内楽を中心にお届けしてるシリーズの第44回。
第4季のスタートです。
- 日時
- 2025年6月29日(日)
17時開演(16時開場) - 場所
- sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F - 出演
- 東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程
小川紗果 (Vn.)
田邊ゆり (Vc.)
山本悠流(pf.) - プログラム
- J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op. 69
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op. 90
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op. 63 - ホワイエ
- 開演前、休憩中にバーをご利用いただけます。
- チケット
- 5,000円(税込)
1drink、プログラムノート付。
下記「チケットを購入」ボタンよりお求めください。
または、h@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
*本公演はチケットレスのためチケットの送付はございません。当日はご予約のお名前にて確認させていただきます。
*恐れ入りますが、未就学児の方のご入場はご遠慮いただいております。 - 主催
- 白読
Artist Profile
小川紗果 (Vn.)
2001年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
好きな作曲家はバッハとシューマンです。そして演奏する際、難しさを覚えるのもこの2人です。バッハは私の基盤であり、シューマンは日々を過ごす中で忘れかけた感情を呼び起こしてくれるような…。私は今、茶畑が魅力の自然豊かな場所で生活しています。朝は歌の上手な鳥が鳴き、新茶の季節には美しい緑が一面に広がるそんな場所です。色んなアプローチに興味があるため、現在はバロックバイオリンを勉強したり、当時の資料を漁ってみたりして楽しんでいますが、やはり自然でしか得られないものもあるなと日々感じます。
田邊ゆり (Vc.)
2002年生まれ、横浜市出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
私はもし音楽をやっていなかったら、料理人になっていたと思います。昔から夕ご飯の支度をよく手伝っていたこともあり、自然と料理をするのが好きになっていました。料理と音楽は、よく似ています。料理人はより良い食材を用意して手を加え、こだわりの味付けをしてお出しし、お客様は五感を研ぎ澄ませて食事を楽しむ。まるで演奏会はレストランのような場所です。切ったり、混ぜたり、時にはスパイスを効かせてみたり、まろやかさを足してみたり。私が料理を通じて得た感性は、演奏にも活かされていると感じます。本日は美味しいお料理…ではなく私達の音楽を存分に味わっていただけたら幸いです。
山本悠流(pf.)
2000年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
バッハ、ベートーヴェンのようなメジャーな作曲家は勿論大好きですが、一般的にはあまり知られていない作品を演奏することも最近好きなことの一つです。特にシマノフスキ、レーガー、メトネル等のピアノ作品をより広めたいという思いがあります。歳を重ねれば重ねるほど先入観や固定観念に囚われてしまいますが、その中で如何に変化し成長していけるかというのが現在の自分の課題です。
白読クラシックシリーズ
東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちと結び、クラシック音楽の魅力とその触れ方を追いかけながら室内楽を中心にお届けしてるシリーズ。作家の残した設計図に音楽家が息を吹き込み、生きた音楽となって響く時間をサロン風の親密な空間でお送りしています。近づくほどにその魅力に心を揺り動かされるクラシック音楽。毎月一回の定期演奏会ですので、これから親しむ機会にもしていただけます。どうぞお気軽にいらしてください。