2024.10.27
Classic Series
第38回定期演奏会
ベートーヴェン、ドヴォルザーク
*new
親密な呼吸と求心的なアンサンブルの軸を持ちながら、3つの楽器がそれぞれの表現力を発揮して渡り合うという、ピアノ・トリオならではの醍醐味。
今回は、ベートーヴェンが作曲家としての正式な第一歩を踏み出し、はやくも彼本来の音楽を予告しているような記念すべき「作品1」、そしてドヴォルザークの最盛期、ベートーヴェンやブラームスからの学びを経て、スラヴという自身のルーツに合った音楽の探求の行き着いた先を示すような作品の取り合わせでお送りいたします。
ふたりの作曲家との楽譜を介した語らいの果てに、3つの楽器が織りなし浮かび上がるそれぞれの世界をどうぞお楽しみください。
東京芸術大学にルーツを持つ若き音楽家らが、クラシック音楽に触れる場の可能性を追いかけながらお届けしているシリーズの第38回。クラシックに親しみのある方も、これから親しんでゆきたい方も、どうぞお気軽に音楽の時間を楽しみにいらしてください。
- 日時
- 2024年10月27日(日)
17時開演(16時開場) - 場所
- sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F - 出演
- ピアノ:山本悠流(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
ヴァイオリン:辻愛結実(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
チェロ:松蔭ひかり(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程) - プログラム
- ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 作品1-1
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調『ドゥムキー』
ほか - ホワイエ
- 開演前、休憩中、終演後にご利用いただけます(ご予約不要)。
ホワイエとは、劇場やホールなどの施設で開演前後や幕間に飲食物が供される休憩・歓談のためのスペース。ゆっくりお寛ぎください。 - チケット
- 5,000円(税込)
1drink、プログラムノート付。
下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。
またはh@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
*恐れ入りますが、未就学児の方のご入場はご遠慮いただいております。 - 主催
- 白読
Artist Profile
山本悠流(Pf.)
2000年東京都出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
バッハ、ベートーヴェンのようなメジャーな作曲家は勿論大好きですが、一般的にはあまり知られていない作品を演奏することも最近好きなことの一つです。特にシマノフスキ、レーガー、メトネル等のピアノ作品をより広めたいという思いがあります。歳を重ねれば重ねるほど先入観や固定観念に囚われてしまいますが、その中で如何に変化し成長していけるかというのが現在の自分の課題です。
辻愛結実(Vn.)
2000年東京都出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
好きな作品はJ.S.バッハのシャコンヌです。バッハの偉大な音楽に触れると、心の奥底から自分の偽りのない感情が無意識に引き出されていくような、神聖な気持ちに包まれます。シャコンヌの美しく深い和声の響きと温かさは、何度聴いても涙がこぼれてしまいます。美しい自然の景色を見たり、絵を描いたり写真を撮ることが好きです。とてつもなく可愛いセキセイインコを飼っています。
松陰ひかり(Vc.)
2001年兵庫県出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
私の妹が大昔、チェロ習いたいと母に懇願して買ってもらったチェロをおよそ1ヶ月でやめてしまい、その楽器を遊びで弾き始めたのがチェロを始めるきっかけでした。好きな曲はバッハの無伴奏チェロ組曲です。宇宙のように広がる広大な音楽が一本のチェロから生み出されることに魅力を感じます。趣味は読書、映画鑑賞、登山です。実家にはマリーとはなちゃん、2匹ビーグル犬がいます。
Classic Series
東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちと結び、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながらお届けしてるシリーズ。バロックから現代にいたるまでのおよそ250年にわたる時間の中で編み出されてきた名作。作家の残した設計図に音楽家が息を吹き込み、生きた音楽となって響く時間をサロン風の親密な空間でお送りしています。近づくほどにその魅力に心を揺り動かされるクラシック音楽。毎月一回の定期演奏会ですので、これから親しむ機会にもしていただけます。どうぞお気軽にいらしてください。