2023.12.17

白読室内楽アンサンブル
第28回定期演奏会
ハイドン、ベートーヴェン、シューベルト

古典の音楽の楽しみ。
形式美とそこに散りばめられたウィットとユーモア。
古典派の中核をなすような楽曲形式をつくりあげ、乾いた知性が光るハイドンのピアノ三重奏曲。こころの細やかな陰影があらわれていて、円熟期へ向かう新しい様式感を感じさせるベートーヴェンのピアノ三重奏曲。そして、シューベルトからはどの主題にも歌心が内在する彼の音楽的天分を十分に発揮する小品をピアノソロにてお送りいたします。


白読と藝大生が結び、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら小さな音楽会をお送りするシリーズの第28回。年内最後の公演となります。ぜひお気軽に遊びにいらしてください。

日時
2023年12月17日(日)
17時開演(16時開場)
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F
出演
ピアノ:五条玲緒(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
ピアノ:渡邊晟人(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
ヴァイオリン:清水伶香(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
チェロ:高田志保(東京藝術大学音楽学部4年)
プログラム
ハイドン:ピアノ三重奏曲ハ長調Hob.27
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番作品70-1「幽霊」
シューベルト:楽興の時D780
ほか
ホワイエ
開演前、休憩中、終演後にご利用いただけます(ご予約不要)。
ホワイエとは、劇場やホールなどの施設で開演前後や幕間に飲食物が供される休憩・歓談のためのスペース。人となりや哲学を感じられるsansaの美味しい飲食物をお楽しみいただきたながらゆっくりお寛ぎください。
チケット
5,000円(税込)
1drink、プログラムノート付。
下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。
またはh@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
主催
白読

Artist Profile

五条玲緒(Pf.)

2000年静岡市駿河区出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
好きな作品はJ.S.バッハのトッカータBWV.911。手が大きいことが取り柄です。自分の原点は海と富士山が見える実家近くの風景にあります。富士のような懐の広さとたゆまぬ芯の強さを模索中。幼い頃からプラモデルを作ることが好きです。たくさんのちいさなパーツが組み合わさって、ひとつのものが完成する。その工程は、音楽にも通ずるものがあるように感じます。

渡邊晟人(Pf.)
2000年秋田県出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
ピアノを演奏していると協奏曲への興味は尽きないものです。はじめて好きになったのはグリーグのピアノ協奏曲、特に第2楽章。雄大なスケール感、異国情緒あふれる和声、そしてあの美しい旋律...聴くたびに憧れが募ります。デンマークにもいつか行ってみたい。小さい頃から、漫才やコントを観て笑うのが好きでした。最近は、彼らの演技や舞台演出にも興味を持ちながら観ています。同じ好きなことでも歳を重ねるうちに見方が変わるのって、おもしろいですよね。

清水伶香(Vn.)
2000年千葉県出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
自分以外の誰かと演奏する時、「驚き」を共有することを大切にしています。ハイドンの弦楽四重奏曲第75番ト長調作品76-1は私がはじめて本格的に取り組んだ室内楽曲ですが、聴き手を(良い意味で)裏切る仕掛けの数々が本当に魅力的で、それを楽しみながら演奏できた思い入れのある作品です。音楽を始めた頃は、よく歌う子どもでした。ヴァイオリンを弾き続けていますが、歌は演奏の原点になっているように思います。今も歌うことが大好きです!

高田志保(Vc.)
2002年愛知県出身。東京藝術大学音楽学部器楽科4年。
盛期から後期にかけてのロマン派音楽が特に好きです。音楽の内側に隠れた莫大なエネルギーを持つ作品はいつ何回聴いても心を打たれます。室内楽作品においてチェロが担う部分の魅力を感じながら、他の楽器の音色と合わさってそれをひとつの音楽として共有できる瞬間が幸せです。普段は只管に何か物事について考えることと、人の話を聞くことが好きです。実家では3姉妹の真ん中です。

白読室内楽アンサンブル
藝大生と結ぶ室内楽アンサンブル。クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、若き音楽家らがいま向き合いたい作品を軸にプログラムを編み、毎月一回程度小さな音楽会をお届けしています。