2023.12.10
横山起朗
第3回定期演奏会
after silence
静寂の余韻。
今季よりお迎えしているピアニスト 横山起朗さんの定期演奏会。日本とポーランドでクラシック音楽を学び、故郷宮崎を拠点にしながら幅広く活動する横山さんが綴るのは、静けさをまとった一編の物語のよう。
文学にも親しみのある横山さんがいま向き合っている旋律の世界。彼は、旋律をストーリー、和声やリズムを文体のように捉えています。描かれた物語の先に辿り着くのは、自らの内面と結びついて映し出されるそれぞれの新しい風景でしょうか。
第3回となる今回は、横山作品・クラシック作品から旋律の光る作品を中心としたプログラムにて、ピアノソロのほかゲストにヴァイオリニストの根本理恵さん、チェリストの鈴木知聖さんをお迎えしデュオ、トリオの演奏をお送りいたします。
- 日時
- 2023年12月10日(日)
17時開演(16時開場) - 場所
- sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F - 出演
- 横山起朗
ゲスト
根本理恵(vn.)
鈴木知聖(vc.) - プログラス
- 横山起朗作品
マグダウェル:野ばらに寄す
マスネ:タイスの瞑想
フォーレ:夢のあとに
ほか - ホワイエ
- 開演前、休憩中、終演後にご利用いただけます(ご予約不要)。
ホワイエとは、劇場やホールなどの施設で開演前後や幕間に飲食物が供される休憩・歓談のためのスペース。人となりや哲学を感じられるsansaの美味しい飲食物をお楽しみいただきたながらゆっくりお寛ぎください。 - チケット
- *満席となりました。
- 主催
- 白読
Artist Profile
横山起朗/Tatsuro Yokoyama
宮崎県出身。
武蔵野音楽大学演奏学科ピアノコース卒業。ピアノを再度学び直すためにポーランド国立ショパン音楽大学へ入学。
クラシック音楽の研鑽を通じ、より静寂を内包した物語性のある音楽を求めるようになり、ワルシャワにて作曲を始めソロピアノのアルバムを制作する。同時期、月刊ショパン(ハンナ社)でのエッセイの連載を行う。
帰国後、駐日ポーランド大使館にて催された日本とポーランドの国交復興60周年の式典に招待され自作曲をピアノで演奏し好評を博す。
ピアノアルバムとしては、”Solo Piano 01:61″ “SHE WAS THE SEA” “moonless” “If You Were Closer”を、また太田美帆との共作 “concone” をリリース。
近年はCMやテレビ番組等の楽曲提供を行い、電子音楽と映像を届ける「nuun」、和楽器を主体に演奏活動を行う「Re:connect」のメンバーとして活動、MRTラジオ「be quiet -世界で一番静かなラジオ-」のパーソナリティを務めるなど、幅広く活動する。
根本理恵
茨城県水戸市出身。
ピアノ教師である母の手ほどきを受け、4歳よりピアノを、6歳よりヴァイオリンを始める。高校1年時に合唱との出会いがあり、音楽観が一変する。日本大学藝術学部音楽学科ヴァイオリン専攻卒業。
岩井俊二プロデュースのラジオドラマ(SEEDS OF MOVIES)「虹の女神」「東京安息日」にて楽曲を提供。現在、ジャンルを問わずにアーティストのサポート演奏、コニカミノルタプラネタリウム天空にて弦楽四重奏の生演奏×映像のコラボ公演『LIVE in the DARK -w/Quartet-』に毎週出演、スタジオ録音、TV収録等、幅広いジャンルで演奏活動を行うとともに、後進の指導にもあたる。ヴィオラ、コーラス、作編曲も積極的に行う。ソロ活動のほか、太田美帆、小松陽子とのトリオadagioや弦楽四重奏Kokon Quartetのメンバーとしても活動。1st solo album 『小さな灯りと鉛筆で描いた線と』を2021年にリリース。
鈴木知聖
京都華頂女子高等学校音楽科、大阪音楽大学を卒業。クラシック音楽に加えてジャズアンサンブルでのライブ活動や舞台芸術への参加も積極的に行う。アニメ.ゲーム.TVCMなどのスタジオレコーディング、TV番組やMVへの出演及びアーティストのライブサポートも担う。