2023.09.24

白読室内楽アンサンブル
第25回定期演奏会
無伴奏とパ・ド・ドゥ

伴奏を伴わない単音楽器の作品、無伴奏。
本来、伴奏に支えられたり重奏における旋律を奏でたりすることに適すると思われるヴァイオリンやチェロがそれひとつで描こうとする世界。ミニマルな出で立ちは孤独な一方、無限の可能性と自由が開かれ、かけがえのない物語が繰り広げられます。

今回は、バロックから現代までの無伴奏作品、そしてパ・ド・ドゥとして個性の異なる二つの楽器と二人の奏者が語り合い、調和や反発を経ながら綾を成してゆく姿をお届けいたします。

白読と藝大生が結び、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら小さな音楽会をお送りするシリーズの第25回。

日時
2023年9月24日(日)
17時開演(16時開場)
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F
出演
ヴァイオリン:清水伶香(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
チェロ:原宗史(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
プログラム
|無伴奏ヴァイオリン
・ユン・イサン:無伴奏ヴァイオリンのための「大王のテーマ」
・ビーバー:パッサカリア
|無伴奏チェロ
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
|ヴァイオリン×チェロ
・クセナキス:Dhipli Zyia
・リゲティ:Hommage a Hilding Rosenberg
・ヘンデル / ハルヴォルセン:パッサカリア
・ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 HWV371
*プログラムは予告なく変更になる場合がございますので予めご了承ください。
ホワイエ
開演前、休憩中、終演後にご利用いただけます(ご予約不要)。
ホワイエとは、劇場やホールなどの施設で開演前後や幕間に飲食物が供される休憩・歓談のためのスペース。人となりや哲学を感じられるsansaの飲食物をお楽しみいただきたながらゆっくりお寛ぎください。
チケット
5,000円(税込)
1drink、プログラムノート付。
下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。
またはh@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
主催
白読

Artist Profile

清水伶香(Vn.)
2000年千葉県出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
自分以外の誰かと演奏する時、「驚き」を共有することを大切にしています。ハイドンの弦楽四重奏曲第75番ト長調作品76-1は私がはじめて本格的に取り組んだ室内楽曲ですが、聴き手を(良い意味で)裏切る仕掛けの数々が本当に魅力的で、それを楽しみながら演奏できた思い入れのある作品です。音楽を始めた頃は、よく歌う子どもでした。ヴァイオリンを弾き続けていますが、歌は演奏の原点になっているように思います。今も歌うことが大好きです!

原 宗史(Vc.)

三重県津市出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。

好きな作品はF.プーランク: チェロとピアノのためのソナタ。こよなく愛するフランス音楽の中でも特に愛してやまない一曲。独特の和声感や甘美な旋律はもちろん、彼にしか成し得ない気高さやユーモア、特有のエスプリにあふれる非常に華やかな世界観などがたまらなく魅力的な作品。楽器を弾く傍ら合唱団に所属し、幅広く音楽活動をしています。

白読室内楽アンサンブル
藝大生と結ぶ室内楽アンサンブル。クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、若き音楽家らがいま向き合いたい作品を軸にプログラムを編み、毎月一回程度小さな音楽会をお届けしています。