2023.03.26

classic series
第18回定期演奏会
1685→

1685年。
バッハとヘンデルがドイツに誕生した年。

ふたりの存在は、大きな流れの中にあって重大なものですが、とある作品の洗練された美しさは、日々の喜びや悲しみを乗せるのに違和感がなく、普遍的なものだとわからせてくれます。

今回は、彼らふたりの作品とともに後に影響を受けた作品の取り合わせにて、ヴァイオリン・ピアノそれぞれの独奏を中心にお届けいたします。

白読と藝大生が結び、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、蝋灯りの静けさの中、室内楽と向き合うシリーズの第18回。今シーズン最終回です。

日時
2023年3月26日(日)
17時開演
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F
出演
ヴァイオリン:清水伶香(東京藝術大学音楽学部4年)
ピアノ:五条玲緒(東京藝術大学音楽学部4年)
プログラム
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第6番 ホ長調 HWV373
イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 イ短調 作品27-2
J.S.バッハ:イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989
ヘンデル=ケンプ:メヌエット ト短調 HWV434
ホワイエ
終演後は会場であるsansaにてお食事やお飲み物をお召し上がりいただけます(ご予約制)。余韻を愉しむためのホワイエとしてご利用ください。
チケット
5,000円(税込)
1drink、プログラムノート付。
下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。
または、h@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
主催
白読

Artist Profile

清水伶香(Vn.)
2000年千葉県出身。東京藝術大学音楽学部4年。
好きな作品はハイドンの弦楽四重奏曲第75番ト長調作品76-1。ハイドンの作品は、そのものの美しさは勿論ですが、聴き手を驚かせる仕掛けの数々が本当に魅力的で、いつも(良い意味で)裏切られてしまいます。作品76-1は、私が初めて本格的に取り組んだ室内楽曲で、特に思い入れのある作品です。
音楽を始めた頃は、10代からは声楽を学ぶつもりでした。それから15年、沢山のご縁があり、ヴァイオリンを弾き続けています。今も歌うことが大好きです。

五条玲緒(Pf.)
2000年静岡市駿河区出身。東京藝術大学音楽学部4年。好きな作品はJ.S.バッハのトッカータBWV.911。手が大きいことが取り柄です。自分の原点は海と富士山が見える実家近くの風景にあります。富士のような懐の広さとたゆまぬ芯の強さを模索中。幼い頃からプラモデルを作ることが好きです。たくさんのちいさなパーツが組み合わさって、ひとつのものが完成する。その工程は、音楽にも通ずるものがあるように感じます。

白読室内楽アンサンブル
藝大生と結ぶ白読オリジナルの室内楽アンサンブル。
若き音楽家らがいま向き合いたい作品を軸にプログラムと空間を編み、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、心静かに愉しめる音楽の時間をお届けできるように願いながら活動しています。

classic series
東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちと結び、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながらお届けしてるシリーズ。バロックから現代にいたるまでのおよそ250年にわたる時間の中で編み出されてきた名作。作家の残した設計図に音楽家が息を吹き込み、生きた音楽となって響く時間をサロン風の親密な空間でお送りしています。近づくほどにその魅力に心を揺り動かされるクラシック音楽。毎月一回の定期演奏会ですので、これから親しむ機会にもしていただけます。どうぞお気軽にいらしてください。