2022.11.20

Rie Nemoto
第5回定期演奏会
言葉をもたない歌

万華鏡のような創造性。
その感性と柔軟さから、多様な色彩を放つRie Nemotoさん。作品によって、あるいは共演者によって、かさね色目のように複雑な色合いを作り出す。それは、音楽と聴衆、仲間と自身に対する真摯で根気のある態度から生み出されるものであると、先の4回の演奏会に見て取れる発見でした。

クラシックを背景に持ち、日々の傍らの出来事や気持ちを丁寧に掬い取ってオリジナルの楽曲に仕立て届けながら、クラシックユニットadagioや弦楽四重奏団の一員として、また数々のアーティストのサポートメンバーとしても活動する彼女の定期演奏会の第5回。

今回はピアニストの横山起朗さんをお迎えし、オリジナル作品や未発表新曲のほか、本シリーズのタイトルの由来となったメンデルスゾーンの「無言歌集」よりお届けいたします。

音楽家を定期演奏会という形で白読(素読)する全5回シリーズの今季最終回。
物語のひとつの結末を、あるいは、気になったページをめくるようにお楽しみください。

日時
2022年11月20日(日)
17時開演(16時開場)
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F
出演
Rie Nemoto(vn)
ゲストアーティスト:横山起朗(pf)
プログラム
・オリジナル作品
・未発表新曲
・メンデルスゾーン「無言歌集」より抜粋
ほか
ホワイエ
終演後は、会場にてお酒やお食事をお召し上がりいただけます。余韻を愉しむためのホワイエとしてお気軽にご利用ください。7名様限定、ご予約制となります。
チケット
5,000円(税込)
音楽会に合わせてセレクトした一杯のワインまたはお茶、添え菓子、プログラムノート付。
下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。

Artist Profile

Rie Nemoto / 根本理恵
茨城県水戸市出身。
ピアノ教師である母の手ほどきを受け、4歳よりピアノを、6歳よりヴァイオリンを始める。高校1年時に合唱との出会いがあり、音楽観が一変する。日本大学藝術学部音楽学科ヴァイオリン専攻卒業。岩井俊二プロデュースのラジオドラマ(SEEDS OF MOVIES)「虹の女神」「東京安息日」にて楽曲を提供。
現在、ジャンルを問わずにアーティストのサポート演奏、コニカミノルタプラネタリウム天空にて弦楽四重奏の生演奏×映像のコラボ公演『LIVE in the DARK -w/Quartet-』に毎週出演、スタジオ録音、TV収録等、幅広いジャンルで演奏活動を行うとともに、後進の指導にもあたる。
ヴィオラ、コーラス、作編曲も積極的に行う。ソロ活動のほか、太田美帆、小松陽子とのトリオadagioや弦楽四重奏Kokon Quartetのメンバーとしても活動。
1st solo album 『小さな灯りと鉛筆で描いた線と』を2021年にリリース。
http://rienemoto.com


ゲストアーティスト
横山起朗 / Tatsuro Yokoyama
武蔵野音楽大学を卒業後、ポーランド国立ショパン音楽大学にてピアノを学ぶ。宮崎、東京、ポーランドを拠点に作曲と演奏活動を行い、CM やテレビ番組等へ楽曲の制作、ラジオパーソナリティなど幅広く活動する。

添え菓子
季節のお菓子 omatsu
茨城県水戸市出身。2020年に井の頭公園の近くに週末限定の和菓子屋をオープン2022年7月より吉祥寺に移転し四季折々の和菓子を作る教室を開講。不定期で和菓子販売、依頼菓子を製作。

白読
sansaをホールとホワイエに見立て音楽会を行うプロジェクト。
音楽に向き合う時間と空間のために静けさをつくり、音楽家たちを定期演奏会という形で白読(素読)するプログラムを軸に活動。