2022.10.30

白読室内楽アンサンブル
第13回定期演奏会
弦楽四重奏

「4人の理性的な人達が互いに語り合っているのを聴くと、彼らの討論から何かが得られるような気がする」。
ゲーテが弦楽四重奏を表した言葉です。

今回は、ドイツ・ロマン派の系譜をベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマンの弦楽四重奏にて紐解きお届けいたします。

若き音楽家たちの内省と言葉を用いない語らい、弦楽四重奏ならではの息遣いやスリリングな掛け合いをぜひお愉しみ。

白読と藝大生が結び、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、蝋灯りの静けさの中、室内楽と向き合うシリーズの第13回。

日時
2022年10月30日(日)
17時開演
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F sansa内
出演
白読室内楽アンサンブルより
ヴァイオリン:清水伶香(東京藝術大学音楽学部4年)
ヴァイオリン:福山芙蓉(東京藝術大学音楽学部4年)
ヴィオラ  :衛藤理子(東京藝術大学音楽学部4年)
チェロ   :原宗史(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
プログラム
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番
・シューベルト:弦楽四重奏曲第12番《四重奏断章》
・メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための4つの小品 作品81より1、2
・シューマン:弦楽四重奏曲第3番
ほか
ホワイエ
終演後、ご希望の方は会場であるsansaでお食事をお召し上がりいただけます。余韻を愉しむためのホワイエとしてご利用ください。7名様限定、ご予約制となります。
チケット
5,000円(税込)
音楽会に合わせてセレクトした1杯のワインまたはお茶、プログラムノート付。
下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。
または、h@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
主催
白読

Artist Profile

清水伶香(Vn.)
2000年千葉県出身。東京藝術大学音楽学部4年。
好きな作品はハイドンの弦楽四重奏曲第75番ト長調作品76-1。ハイドンの作品は、そのものの美しさは勿論ですが、聴き手を驚かせる仕掛けの数々が本当に魅力的で、いつも(良い意味で)裏切られてしまいます。作品76-1は、私が初めて本格的に取り組んだ室内楽曲で、特に思い入れのある作品です。
音楽を始めた頃は、10代からは声楽を学ぶつもりでした。それから15年、沢山のご縁があり、ヴァイオリンを弾き続けています。今も歌うことが大好きです。

福山芙蓉(Vn.)
北海道札幌市出身。東京芸術大学音楽学部4年。
好きな作品はシューマンのミルテの花。詩人になることを夢見たシューマンの文学への情熱とクララへの深い愛を感じられ、ファンタジーに満ちたシューマン独自の音楽世界を味わうことができる作品です。歌曲ですが、いつかヴァイオリン用にアレンジして弾きたいと思っているのでこの一年で挑戦したいです。
コロナ禍にパンを焼くことに興味を持ち、専用のオーブンを買ったり一時毎日のように焼くほど、どハマりしました。オーブンは最後まで覗き続けます。

衛藤理子(Va.)
2000年大分県出身。東京藝術大学音楽学部4年。
好きな作品はバッハの無伴奏チェロ組曲第2番。孤独、後悔、希望、慰めを感じます。この曲を弾くためにヴィオリストになろうと決意した、ターニングポイントとなった曲です。眠い時と感情的なときだけ方言復活します。カメラを首から下げて散歩しながら見つけたカフェに入るのが幸せな休日の過ごし方。

原 宗史(Vc.)
三重県津市出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
好きな作品はF.プーランク: チェロとピアノのためのソナタ。こよなく愛するフランス音楽の中でも特に愛してやまない一曲。独特の和声感や甘美な旋律はもちろん、彼にしか成し得ない気高さやユーモア、特有のエスプリにあふれる非常に華やかな世界観などがたまらなく魅力的な作品。楽器を弾く傍ら合唱団に所属し、幅広く音楽活動をしています。

白読(はくどく)
姉妹店sansaをホールとホワイエに見立て音楽会を行うプロジェクト。音楽に向き合う時間と空間のために静けさをつくり、音楽家たちを定期演奏会という形で白読(素読)するプログラムを軸に活動。

白読室内楽アンサンブル
藝大生と結ぶ白読オリジナルの室内楽アンサンブル。
若き音楽家らがいま向き合いたい作品を軸にプログラムと空間を編み、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、心静かに愉しめる音楽の時間をお届けできるように願いながら活動しています。