2022.08.28

白読室内楽アンサンブル
第10回定期演奏会
愛について
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ブラームスがヨアヒムの紹介状を手に尊敬するシューマンを訪ねたのは1853年、彼が20歳のとき。それは、シューマン家の暗澹たる日々に訪れた希望の光といえるものでした。才能と勤勉さに恵まれながらも様々な重圧に耐えきれずたびたび精神状態が不安定になり、ぎりぎりの生活を続けていたシューマンとその妻であり名ピアニストであるクララにとって、ブラームスの才能は純粋な音楽の喜びを思い出させてくれるものだったのかもしれません。以来、家族ぐるみの深い関係がはじまります。
シューマンは無名だったブラームスの才能を後押しし、彼を広く世に知らしめました。シューマンの精神状態が悪化したときには、ブラームスは精神的にも経済的にも彼らを助け、亡くなった後も生涯クララを支え続けました。ブラームスは独身を貫き、節度ある愛を保ったと言われていますが、音楽を通して芽生えた3人の強い友情の行方はいまも謎のままです。

今回は、そうした3人の音楽を主軸に、愛について書かれた作品をピアノとヴァイオリンで紐解いてゆきます。

白読と藝大生が結び、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、蝋灯りの静けさの中、室内楽と向き合うシリーズの第10回。

日時
2022年8月28日(日)
17時開演
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19
出演
白読室内楽アンサンブルより
ピアノ   :竹内麻美(東京藝術大学音楽学部4年)
ヴァイオリン:福山芙蓉(東京藝術大学音楽学部4年)
プログラム
エルガー:愛のあいさつ
クライスラー:前奏曲とアレグロ
クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ、美しきロスマリン
マーラー:アダージェット
シューマン:献呈
ブラームス:幻想曲Op.116
C.シューマン:3つのロマンスOp.22
ほか
ホワイエ
終演後は、会場であるsansaにてお食事をお召し上がりいただけます。
余韻を愉しむためのホワイエとしてお気軽にご利用ください。
7名様限定、ご予約制となります。
[お食事menu]
・コース/6600yen(突出、前菜2品、スープ、お魚料理、お肉料理など約6品)
・ミニコース/4400yen(突出、前菜、お魚料理、お肉料理など約4品)
sansaでは、人となりや哲学の感じられる生産者さんの食材を集めて編み、素材を生かすシンプルな仕立てにてお食事を提供しています。
チケット
5,000円(税込)
音楽会に合わせてセレクトした1杯のワインまたはお茶、プログラムノート付。

下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。
または、お問い合わせフォームかh@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
主催
白読

Artist Profile

竹内 麻美(Pf.)
2001年東京都出身。東京藝術大学音楽学部4年。
好きな作品はシューマンのピアノ協奏曲イ短調作品54。「愛」や「憧れ」が溢れ出る美しいメロディーは、いつも私の心を揺さぶります。鮮烈な冒頭の下降に続き、ドラマティックに展開していくこの曲は、どこを切り取ってもシューマンのクララへの愛情や自らの心の葛藤を感じとることができます。最愛のクララと会話をしているような愛に満ちた作品に魅了されます。
素敵な景色を求めて自転車で旅することが大好きです。

福山芙蓉(Vn.)
北海道札幌市出身。東京芸術大学音楽学部4年。
好きな作品はシューマンのミルテの花。詩人になることを夢見たシューマンの文学への情熱とクララへの深い愛を感じられ、ファンタジーに満ちたシューマン独自の音楽世界を味わうことができる作品です。歌曲ですが、いつかヴァイオリン用にアレンジして弾きたいと思っているのでこの一年で挑戦したいです。
コロナ禍にパンを焼くことに興味を持ち、専用のオーブンを買ったり一時毎日のように焼くほど、どハマりしました。オーブンは最後まで覗き続けます。

白読室内楽アンサンブル
藝大生と結ぶ白読オリジナルの室内楽アンサンブル。
若き音楽家らが今向き合いたい楽曲を軸にプログラムと空間を編み、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、心静かに愉しめる音楽の時間をお届けできるように願いながら活動しています。

白読(はくどく)
sansaをホールとホワイエに見立て音楽会を行うプロジェクト。
音楽に向き合う時間と空間のために静けさをつくり、ある音楽家たちを定期演奏会という形で白読(素読)するプログラムを軸に活動。
最新情報は→Instagram @hakudoku.hall