2022.07.31

白読室内楽アンサンブル
第9回定期演奏会
音楽と踊る
sold out

見渡してみると、クラシック音楽にはさまざまな踊りの音楽が存在します。
古の民族舞踊などに起源を持ち、後に音楽の形式として流行したり発展したりしながら整えられていったかたち。
時が下り、実際に踊ることはなきにせよ、言葉にならないものが音楽になるのだとすれば、身体感覚を伴う踊りの要素と融合することは自然の流れだったのかもしれません。

今回はピアノ×ヴァイオリンの二重奏にて、踊りにちなんだ作品をお届けいたします。
喜びと悲しみ、正気と狂気、静けさと熱気。
踊りのかたちに落とし込まれたさまざまな情感に浸りたゆたう時間をどうぞお楽しみください。

白読と藝大生が結び、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、蝋灯りの静けさの中、室内楽と向き合うシリーズの第9回。

日時
2022年7月31日(日)
17時開演
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19
出演
白読室内楽アンサンブルより
ピアノ   :竹内麻美(東京藝術大学音楽学部4年)
ヴァイオリン:清水伶香(東京藝術大学音楽学部4年)
プログラム
ラヴェル:クープランの墓 第5曲メヌエット
サラサーテ:序曲とタランテラ 作品43
サン=サーンス:ハバネラ 作品83
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタホ短調 K.304
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番ニ短調よりシャコンヌ
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
ほか
ホワイエ
終演後は、会場であるsansaにてお食事をお召し上がりいただけます。
余韻を愉しむためのホワイエとしてお気軽にご利用ください。
7名様限定、ご予約制となります。
[お食事menu]
・コース/6600yen(突出、前菜2品、スープ、お魚料理、お肉料理など約6品)
・ミニコース/4400yen(突出、前菜、お魚料理、お肉料理など約4品)
sansaでは、人となりや哲学の感じられる生産者さんの食材を集めて編み、素材を生かすシンプルな仕立てにてお食事を提供しています。
チケット
5,000円(税込)
音楽会に合わせてセレクトした1杯のワインまたはお茶、プログラムノート付。

下記「チケット購入」ボタンよりお求めください。
または、お問い合わせフォームかh@hakudoku.jpまで下記を添えてお申し込みください。
①公演名
②お名前
③人数
④お電話番号
主催
白読

Artist Profile

竹内 麻美(Pf.)
2001年東京都出身。東京藝術大学音楽学部4年。
好きな作品はシューマンのピアノ協奏曲イ短調作品54。「愛」や「憧れ」が溢れ出る美しいメロディーは、いつも私の心を揺さぶります。鮮烈な冒頭の下降に続き、ドラマティックに展開していくこの曲は、どこを切り取ってもシューマンのクララへの愛情や自らの心の葛藤を感じとることができます。最愛のクララと会話をしているような愛に満ちた作品に魅了されます。
素敵な景色を求めて自転車で旅することが大好きです。

清水伶香(Vn.)
2000年千葉県出身。東京藝術大学音楽学部4年。
好きな作品はハイドンの弦楽四重奏曲第75番ト長調作品76-1。ハイドンの作品は、そのものの美しさは勿論ですが、聴き手を驚かせる仕掛けの数々が本当に魅力的で、いつも(良い意味で)裏切られてしまいます。作品76-1は、私が初めて本格的に取り組んだ室内楽曲で、特に思い入れのある作品です。
音楽を始めた頃は、10代からは声楽を学ぶつもりでした。それから15年、沢山のご縁があり、ヴァイオリンを弾き続けています。今も歌うことが大好きです。

白読室内楽アンサンブル
藝大生と結ぶ白読オリジナルの室内楽アンサンブル。
若き音楽家らが今向き合いたい楽曲を軸にプログラムと空間を編み、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながら、心静かに愉しめる音楽の時間をお届けできるように願いながら活動しています。

白読(はくどく)
sansaをホールとホワイエに見立て音楽会を行うプロジェクト。
音楽に向き合う時間と空間のために静けさをつくり、ある音楽家たちを定期演奏会という形で白読(素読)するプログラムを軸に活動。
最新情報は→Instagram @hakudoku.hall