2022.03.27

Rie Nemoto
第1回定期演奏会
言葉をもたない歌
sold out

わななきの中の深い明るさ。
明るさの中の静かなわななき。
聴き手の重心の低い部分を震わせる音は、いっ時の慰めよりももっと確かな抱擁を感じることができる。
朗らかな旋律でも叙情的な旋律でも、常にそうしたものが内包されている彼女の作品たちは、無意識に聴き手の心を鎮め呼吸を整える作用があるのではないかと思える。
多くの音楽家から信頼され協力してきた彼女が、昨年初のソロアルバムを送り出した。身近なものや日々への慈しみと少しの遊び心、遠くのものへの祈りをヴァイオリンで描き歌う。

ソロとしての道が加わった彼女の歩みを、全5回の定期演奏会でお届けしてまいります。
初回は彼女のオリジナル楽曲に加え、幼少期に影響を受けたクラシック楽曲なども取り入れた自己紹介のような仕立てにて、いまとまだ見ぬ側面をお愉しみください。

日時
2022年3月27日(日)
17時開演(16時開場)
会場
sansa
東京都港区赤坂2・20・19
プログラム
KIRO
継ぐ光
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006より
ほか
Rie Nemotoオリジナル楽曲
幼少期に影響を受けたクラシック曲
extras
・音楽会に合わせてセレクトした一杯のナチュラルワインorお茶、プログラムノート付。
・終演後は会場にてお酒やお食事をご注文いただけます。余韻を愉しむためのホワイエとしご利用ください。ご予約制となります。
主催
白読

Artist Profile

Rie Nemoto / 根本理恵

茨城県水戸市出身。
ピアノ教師である母の手ほどきを受け、4歳よりピアノを、6歳よりヴァイオリンを始める。
高校1年時に合唱との出会いがあり、音楽観が一変する。
日本大学藝術学部音楽学科ヴァイオリン専攻卒業。
岩井俊二プロデュースのラジオドラマ(SEEDS OF MOVIES)「虹の女神」「東京安息日」にて楽曲を提供。

現在、ジャンルを問わずにアーティストのサポート演奏、コニカミノルタプラネタリウム天空にて弦楽四重奏の生演奏×映像のコラボ公演『LIVE in the DARK -w/Quartet-』に毎週出演、スタジオ録音、TV収録等、幅広いジャンルで演奏活動を行うとともに、後進の指導にもあたる。
ヴィオラ、コーラス、作編曲も積極的に行う。ソロ活動のほか、太田美帆、小松陽子とのトリオadagioや弦楽四重奏Kokon Quartetのメンバーとしても活動。
1st solo album 『小さな灯りと鉛筆で描いた線と』を2021年にリリース。
http://rienemoto.com
Instagram @rie_nemoto_