2022.02.13
classic series
第2回定期演奏会
ドイツ・ロマン派
蝋灯りの静けさの中で、室内楽を中心としたクラシック音楽と向き合うシリーズ。
今回は、ドイツ・ロマン派の作曲家を、ピアノ×ヴァイオリン×ヴィオラの編成にてお届けいたします。
ロマン派音楽の寓話性や幻想性のなかに潜む光と影。音楽家の内省、静かな語らいをご一緒にお楽しみください。
- 日時
- 2022年2月13日(日)
16時開場 17時開演 - 会場
- sansa
東京都港区赤坂2-20-19 - 出演
- ピアノ:竹内麻美(東京藝術大学音楽学部3年)
ヴァイオリン:清水伶香(東京藝術大学音楽学部3年)
ヴィオラ:衛藤理子(東京藝術大学音楽学部3年) - プログラム
- ジット:6つのアルバムの小品 Op. 39
ブルッフ:8つの小品 Op. 83
シューマン:おとぎ話 Op. 132
ブラームス:トリオ 変ホ長調 Op. 40 - 主催
- 白読
Artist Profile
竹内 麻美(Pf.)
2001年東京都出身。
東京藝術大学音楽学部3年。
好きな作品はシューマンのピアノ協奏曲イ短調作品54。「愛」や「憧れ」が溢れ出る美しいメロディーは、いつも私の心を揺さぶります。鮮烈な冒頭の下降に続き、ドラマティックに展開していくこの曲は、どこを切り取ってもシューマンのクララへの愛情や自らの心の葛藤を感じとることができます。最愛のクララと会話をしているような愛に満ちた作品に魅了されます。
素敵な景色を求めて自転車で旅することが大好きです。
清水伶香(Vn.)
2000年千葉県出身。
東京藝術大学音楽学部3年。
好きな作品はハイドンの弦楽四重奏曲第75番ト長調作品76-1。ハイドンの作品は、そのものの美しさは勿論ですが、聴き手を驚かせる仕掛けの数々が本当に魅力的で、いつも(良い意味で)裏切られてしまいます。作品76-1は、私が初めて本格的に取り組んだ室内楽曲で、特に思い入れのある作品です。
音楽を始めた頃は、10代からは声楽を学ぶつもりでした。それから15年、沢山のご縁があり、ヴァイオリンを弾き続けています。今も歌うことが大好きです。
衛藤理子(Va.)
2000年大分県出身。
東京藝術大学音楽学部3年。
好きな作品はバッハの無伴奏チェロ組曲第2番。孤独、後悔、希望、慰めを感じます。この曲を弾くためにヴィオリストになろうと決意した、ターニングポイントとなった曲です。
眠い時と感情的なときだけ方言復活します。カメラを首から下げて散歩しながら見つけたカフェに入るのが幸せな休日の過ごし方。
classic series
東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちと結び、クラシック音楽に触れる場の在り方の可能性を追いかけながらお届けしてるシリーズ。バロックから現代にいたるまでのおよそ250年にわたる時間の中で編み出されてきた名作。作家の残した設計図に音楽家が息を吹き込み、生きた音楽となって響く時間をサロン風の親密な空間でお送りしています。近づくほどにその魅力に心を揺り動かされるクラシック音楽。毎月一回の定期演奏会ですので、これから親しむ機会にもしていただけます。どうぞお気軽にいらしてください。